User Manual
11
YCB-623 と YBB-623 には第 2 主管抜
差管がついています。通常、楽器のチュー
ニングは第 1 主管抜差管で行いますが、第
2 主管抜差管がある場合は、補助的にチュー
ニングを行うことができます。
■チューニングのしかた
チューニングは、主管抜差管をスライドさ
せて行います。チューニングは気温に影響
されますので、演奏の前に息を吹き込んで
楽器を暖めてからチューニングをしてくだ
さい。
主管抜差管
演奏の準備
■第 2 主管抜差管について
(YCB-623 と YBB-623 のみ )
注意
楽器を持ち上げるときは、第 2 主管抜差管を
持たないでください。管が抜けて楽器が落下
し、けがをしたり楽器が損傷するおそれがあり
ます。
第 2 主管抜差管
第 1 主管抜差管
この第 2 主管抜差管をスライドさせること
で、演奏中や演奏前後にピッチの微調整を
行うことができます。
●第 2 主管抜差管を基準位置にする
工場出荷状態では、第 2 主管抜差管は完全
に差し込まれた状態になっています。演奏
する前に、第 2 主管抜差管を基準位置まで
スライドさせてください。管を 25mm 引
き出した位置に基準線が見えます。この状
態にした後で第 1 主管抜差管でチューニン
グを行ってください。
第 2 主管抜差管を 25mm 引き出した状態
で、一般的なチューバの主管抜差管を完全
に挿入した状態とほぼ同じピッチになるよ
うに設計されています。
以下のように、ピッチが低くなりやすい場
合、第 2 主管抜差管だけを押し込むことに
よって、ピッチを高く調整することができ
ます。
・ 寒冷地で演奏する場合
・ 楽器が十分に暖まっていない場合
ピッチが高い場合は基準線よりもさらに抜
差管を抜いてください。
第 2 主管抜差管
25mm
基準位置の線
第 2 主管抜差管の
線を外管の端面に
合わせる