User Manual

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木製管体に関するご注意
クラリネットの管体は、天然の木 ( グラナディラ ) で作られています ( 一部モ
デルは ABS 樹脂 )。そのため、急激な温度や湿度の変化により管体がヒビ割
れしたり、ジョイント部分がつなぎにくくなったりする場合があります。使用
する場所や取り扱いには充分ご注意ください。
●冬は楽器全体が室温に慣れるまで待ち、それから演奏をはじめましょう。
●使い始めはあまり長時間演奏しないでください。最初の 2 週間ほどは、1 20 30
分くらいにしましょう。
●演奏後はもちろん、演奏の合間にも、できるだけクリーニングスワブで充分に水分や汚
れを拭き取りましょう。
クラリネットはとてもデリケートな楽器です。次のような使い方は、管体を傷
める原因になりますので避けてください。
●直射日光の下での長時間演奏や保管
●雨の中や湿気の多い場所での演奏や保管
●ストーブやファンヒーターなど、熱源の近くでの演奏や保管
●クーラーなどの冷風が直接当たる場所での演奏や保管
ご注意
プラスチック(ABS 樹脂 ) 使用モデルについて:
変形のおそれがあるため、楽器を熱いものに近づけないでください。
植物性油脂 ( ボアオイルなど木管楽器の内側用のオイル ) により劣化するおそれがあるため、楽
器に付着しないようにしてください。
ジョイント部には付属品と同じヤマハ製コルクグリスをお使いください。
楽器のベストコンディションを長期間維持するために、以下の項目をお守りく
ださい。
●演奏が終わった後は、クリーニングスワブで充分に水分や汚れを拭き取りましょう。
( P.9「楽器のお手入れ」)
●一時的に楽器を置くときは、クリーニングスワブを通して水分や汚れを拭き取ってから、
安定した場所にキイを上にした状態で、寝かして置いてください。
●演奏が終わったら必ずケースに入れて保管してください。保管する場所は、高温多湿の
場所は避けてください。
●ケース内に濡れたガーゼやクロスなどは、絶対に入れないでください。
●楽器を持ち歩くときは、必ずマウスピースキャップを付けましょう。
音のエチケット
美しい演奏は人にさわやかな感じを与えますが、練習中の音は時には気になる人もいらっしゃいます。
ご近所の迷惑にならないように気を配りましょう。