User Manual

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YDP-165, YDP-145, YDP-S55, YDP-S35 MIDIリファレンス
MIDIに関する設定
楽器本体とコンピューターとをUSBケーブルで接続すると、MIDIメッセージの通信ができます。 ここでは、両者の間でMIDI通信を行
うために必要な設定について説明します。
楽器本体とコンピューターとの接続方法については、「コンピューターとつなぐ」をご参照ください。
デュアル時のMIDI送信チャン
ネル
第1音色による演奏が、ここで
設定したチャンネルで送信され
ます。第2音色による演奏は、
ここで設定されたチャンネルの
次のチャンネルで送信されま
す。
MIDI受信チャンネル=ALL の
場合:
コンピューターから送信される
すべてのMIDIチャンネルデー
タを同時に受信します。SMF
ソングをコンピューター上で再
生させ、楽器本体の音色で鳴ら
す場合に、この設定を選びま
す。ただし、SMFソングデー
タ内に楽器本体に搭載されてい
ない音色の指定があった場合
は、適切なサウンドになりませ
ん。
MIDI受信チャンネル=1+2 の
場合:
コンピューターから送信される
MIDIデータのうち、1~2チャ
ンネルのデータだけを受信しま
す。SMFソングをコンピュー
ター上で再生させた場合で、1
~2チャンネルのデータだけを
楽器本体で鳴らしたい場合に、
この設定を選びます。
この楽器のパネル設定(音色な
ど)は、コンピューターから受
信したMIDIメッセージでは変
更できません。
デモ曲/プリセットソングの再
生データはMIDI送信されませ
ん。
楽器本体とコンピューターとでMIDI通信を行うには、お互いのMIDI送信チャンネルとMIDI受信チャン
ネルを合わせておく必要があります。楽器本体側でMIDI送信チャンネルを設定することで、鍵盤演奏や
ペダル演奏、音色切替などが、設定されたチャンネルでコンピューターに送信されます。楽器本体側で
MIDI受信チャンネルを設定することで、コンピューターから受信したMIDIデータのうち、特定のチャ
ンネルのデータだけを鳴らすことができます。
MIDI送信チャンネルの設定
[DEMO/SONG]と[PIANO/VOICE]ボタンを同時に押したまま、D4~F4鍵盤のいずれかを押し
て値を設定します。
初期設定:1 ch
設定範囲:1~16 ch、オフ
MIDI受信チャンネルの設定
[DEMO/SONG]と[PIANO/VOICE]ボタンを同時に押したまま、G4~B4鍵盤のいずれかを押し
て値を設定します。
初期設定:ALL
設定範囲:1~16 ch、1+2、ALL
通常、この楽器の鍵盤を弾くと本体内部の「音源」から音が出ます。この状態は「ローカルコントロールオン」と呼ばれます。「ロー
カルコントロールをオフ」にすると、「鍵盤」と「音源」が切り離され、鍵盤を弾いてもこの楽器からは音が出なくなります。
初期設定:オン
[DEMO/SONG]と[PIANO/VOICE]ボタンを同時に押したままB3鍵盤を押します。B3鍵盤を押
すたびにローカルコントロールオン/オフが切り替わります。
MIDI送信/受信チャンネルの設定
右端の鍵盤
D4(1ずつ下 B4(ALL)
D♯4(1ch)
G♯4(1ch)
A♯4(1+2)
F4(オフ
E4(1ずつ上
G4(1ずつ下
A4(1ずつ上
MIDI送信チャンネル
MIDI受信チャンネル
ローカルコントロールオン/オフの設定
右端の鍵盤B3